検査とは、製造された製品が合格品か・不合格品なのかを判定すること。
ものづくりにおいて、製造工程のどの段階で検査をするのかによって、検査を分類することができます。
- 受入検査
- 工程間検査
- 最終検査
に分かれます。この記事では、これら3つの検査について説明をしていきます。
受入検査
原材料や部品などの仕入れ品を購入する際に、受け入れてよいかどうかを判定する検査です。
購入して自社に入庫してもよいかどうかを判定するための検査。購入検査ともいいます。
仕入れ先の業者と、あらかじめ検査方法について合意形成しておきます。
工程間検査
工場内にある各製造工程で、仕掛品を次の工程に移した際に、次の作業・加工を行ってよいかどうかを判定する検査です。中間検査ともいいます。
工程間検査が無かったとすると、不良の仕掛品も次の工程へ流れ、さらには、最終工程まで流れてしまい、最後の最後で不良品であることがわかります。
工程間検査によって、生産工程の途中で不良であることがわかれば、その時点で対処をする、または、それ以降の工程には流さないといった対応ができるようになります。
工程間の検査によって、ムダに作業を進めてしまうことを防止できます。また、仕掛品の不良情報を、それをつくり出した前の工程にすぐにフィードバックすることができます。
最終検査
最終検査とは、完成した製品を出荷してよいかどうか判定する検査です。
不良品が顧客に届いてしまわないようにするための検査。出荷検査ともいいます。