量的データどうしの相関関係をみるときには、ピアソンの積率相関係数を用います。単に相関係数というと、この値を指すのがふつうです。
相関係数は、1 ~ -1 の値をとり、値が大きいほど強い正の相関があり、0に近いと相関はなし、値が小さいほど強い負の相関となります。相関係数がどのように計算されるのかについては、相関関係の意味と相関係数の計算方法の記事に書きました。
統計学の本にも書かれていたり、書かれていなかったりします。書かれていないほうが多いですね。相関係数という数字だけですべてを語れるわけではありませんが、目安としては、次のようになるでしょう。
- 0.7 ~ 1.0 かなり強い正の相関がある
- 0.4 ~ 0.7 正の相関がある
- 0.2 ~ 0.4 弱い正の相関がある
- -0.2 ~ 0 ~ 0.2 ほとんど相関がない
- -0.4 ~ -0.2 弱い負の相関がある
- -0.7 ~ -0.4 負の相関がある
- -1.0 ~ -0.7 かなり強い負の相関がある
あくまでも目安ですし、この数値を見てどうこう言うまえには相関の検定を行う必要はあります。
参考記事 相関関係の意味と相関係数の計算方法
コメント
[…] 相関係数の目安として、相関係数0.7~1.0でかなり強い正の相関がある 統計学が わかった!相関係数の強い・弱いの目安https://toukeigaku-jouhou.i… […]
相関の目安の部分で、負の相関を示すマイナスの値が「0.」抜けています。(-10は、-1.0)
誤解を招くかもしれないので、修正をよろしくお願いします。