エクセルで偏差平方和を計算するDEVSQ 関数




DEVSQ 関数とは、偏差平方和を計算する関数です。

偏差平方和とは

あるデータの値から平均値を引いた値が、偏差で、

偏差平方和とは、各データの偏差を2乗し、足し合わせたものです。

  • 「偏差」→ データと平均の差
  • 「平方」→ 二度掛け合わせること
  • 「和」→ 足すこと

を示しています。

偏差平方和を計算する関数が、なぜ“DEVSQ”なのかというと、偏差の意味するDEVIATION の頭文字、2乗や平方を意味するSQUARE の頭文字をとって合わせて“DEVSQ”なのでしょう。

偏差平方和と、偏差平方和と分散との関係について、下記の記事で説明をしています。

参考記事 偏差平方和と分散、偏差積和と共分散

DEVSQ 関数をつかった偏差平方和の計算方法

ここに10人の身長データがあります。

168cm、169cm、172cm、172cm、174cm、175cm、177cm、180cm、183cm、187cm

これらの身長データの偏差平方和を計算してみます。

「=DEVSQ( )」

を入力し、

「=DEVSQ(データ範囲)」

データ範囲を指定を指定すると、偏差平方和が計算されが、表示されます。

計算してみると偏差平方和は、336.10 になりました。