関数とは、
ある値が定まると、ほかの値も決まる。
xを決めると、yもきちんとひとつだけ決まる。
このとき、yはxの関数といいます。
教科書にはこのように書かれています。それを抽象的に式で表わしたものが、
y=f(x)
です。
f は、function の頭文字であり、機能を意味していますから、関数とは次のように考えることもできます。
「関数とは箱のようなもので、そのなかにxを入れると、その数に影響を与えられたyが出てくる。そういった機能」です。
y=f(x)の式は、一方(x)が決まると、他方(y)がどう決まるかを表したものであり、その関係性がわかるものです。
y=ax
この式は、xが1単位増えると、yはax分増えることを示しています。
たとえば、おにぎりを売っているお店で、1個100円で販売をしていて、xが販売個数、yが売上と考えると、
y=100x
となります。
今日300個のおにぎりを売上たとしましょう。x=300となりますから、自然とy=30000 となります。今日の売上は30000円です。xが増えると、どのくらいyが増えるかの関係性がわかります。逆算をすることも可能で、50000円の売上がほしいと思ったら、
50000=100x
100x=50000
x=50000÷100
x=500
500個を販売すれば、目標の50000円の売上に達するとわかります。