事象がどのくらい起こるのかを示すものとして、確率の他にオッズがあります。
その事象が起こらない確率に対する、起こる確率の比であり、通常は比や分数で表されます。
ある事象が起こる確率をpとすれば、
オッズ = p / (1-p)
となります。
たとえば、20%の確率で起こることであれば、
0.2 /(1-0.8)
= 0.2/(1-0.2)
= 0.250
となります。
そしてオッズ比とは、オッズを用いて、ある2つの事象の起こりやすさを比較するものです。
ある事象と、別の事象のオッズの比率となります。
- 20%の確率で起こること
- 10%の確率で起こること
があるとしたら、オッズはそれぞれ
- 0.2/(1-0.2)=0.250
- 0.1/(1-0.1)=0.111
となります。
オッズ比は、
( 0.2 /(1-0.2))/ ( 0.1 /(1-0.1))
0.250 / 0.111
= 2.25
となります。オッズ比が1であれば、2つの事象の間に差はないと判断できます。