私が統計学を学び始めたときの話です。統計学の入門本を買って読み進めていくと、「なんのこっちゃさっぱりわからん」という箇所によく出くわしました。
今、統計学を学び始めたばかりで、そういった状況になっている方もいらっしゃるかと思います。
そこで挫折してしまって統計学を学ぶのを止めてしまうのはもったいない。それを防ぐためには、どんな本を選ぶかが重要です。
本当に基礎の本といいますか、マンガのようなものをまず読むのがよいかと思います。その後に、教科書的な本で入門書を読んでいくのがよいでしょう。そのときに役立つ本を紹介していきます。
統計学の本をおすすめするサイトやブログの記事を見ることがあるのですが、いろんなサイト・ブログで同じ本がよく紹介されています。それらはもちろん良書であるかと思いますが、そういった本以外で、私的にこれよかったよ!という本を紹介します。
はじめての統計学
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基礎的なことですがとても大事なことが、平易な言葉で書かれています。
統計学の用語、言い回しについてシンプルに書かれているので、理解しやすいです。
統計のはなし
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著者の大村平氏は「○○のはなし」シリーズ本を多数書いています。
「統計解析のはなし」、「多変量解析のはなし」など統計学の応用編の本もあれば、「QC数学のはなし」、「信頼性工学のはなし」など統計学の関連分野の本も書いています。数学の基礎を書いた「微分積分のはなし」などもあります。
いずれの本も、身近なものごとをつかった例え話を多用して書かれていて読んでいて面白いです。
統計学
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400ページ以上ある分厚い本です。まさに教科書のような本です。こういった本もじっくりと読みこんでいくと、また理解が深まります。
初等統計学
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本では見ないような言い回しで説明がされていたりします。それを読むと、いままでわかっていなかったことで、「なるほど、そうだったのか」と思わされた箇所がありました。
最初に手に取った本がよくなかったからか、私が統計学のとの字も知らなかったからなのか、あるいはその両方か、統計学の本を読んでいて「よくわからんな…」と思う箇所がたくさんありました。
そのようなよくわからないことも、様々な統計学の本を読んでいくことで、ひとつひとつわかるようになっていったな~と、この本紹介の記事を書いていて思い出しました。
統計学に限らないかもしれませんが、やはりいろいろな本を読んでみて自分にとっての良書を見つけること、それをよく読みこむことで、わからないことがわかるようになるかなと思います。