パレート図(QC7つ道具)

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パレート図とは、項目ごとの重要度を把握し、重点指向で問題解決をするために活用します。項目ごとの件数や金額などを算出し、数値の大きい順に棒グラフにし、累積%の折れ線グラフを組み合わせた図です。

パレートの法則

全体の大部分を生み出しているのは、ごく一部であることが多いです。その数値は、大部分(全体の80%)、ごく一部(全体の20%)になることから、80:20の法則とも呼ばれています。たとえば、次のようなことです。

  • 会社の売上の80%は、全顧客のうち20%の顧客からの売上である
  • 会社の売上の80%は、全商品のうち20%の商品の売上である
  • ある製品のロスの80%は、全要因のうち20%の要因から生まれている

身の周りの出来事や問題のデータを見てみると、このパレートの法則に当てはまることが多々あるのではないでしょうか。中小企業では、売上の大部分の一部の顧客に依存しているのはよくあることです。それから、会社の売上の多くを主力製品が生み出し、その他あまり売れていない商品が少ない売上を上げています。

年間の製品別売上構成が下の表のような会社があったとします。

☆製品ごとの売上

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これを表を図で表したものがパレート図です。

pare-tozu1

売上を生み出しているのは、上位の主力商品であることがわかります。上位5位だけ表示して、6位以降は「その他」としてまとめてしまってもいいでしょう。

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パレート図の上位20%に力を注ぐ

上の売上構成をもつ会社が、自社製品の改善を行ったり、製造工程を見直してロス率を削減する活動を行う時には、どの製品から手をつけたらいいでしょうか。もちろん上位の製品に対して行うべきですね。これを重点指向といいます。A製品のロス率を1%減らせば16万円の効果がありますが、J製品のロス率を1%改善してもたった5,000円ですから、どちらに力を注ぐべきなのかは明白です。

※実際には、売上金額と改善できそうな%を掛けた金額でみるのがいいです。一番の売り上げているA製品であっても、もう改善するところが全く残っていないのであれば、実施しても効果はのぞめなさそうです。

会社の中にはさまざまな問題があり、A製品にもB製品にも、K製品にも問題点はあります。あっちの問題、こっちの問題に目移りしたり、問題が発生したものから順番に手を付けていってしまいがちです。K製品に何か目立つ問題があると、そこへ時間・労力をたくさんつかってしまいます。売上向上への効果は少ないにも関わらずです。

K製品の問題はどうでもいいわけではないのですが、改善の効果は大きくはならないので、優先順位は低くすべきで、A製品、B製品に時間を使うべきです。A製品、B製品にはもう効率よく改善できる箇所が残っていないのであれば、次はC製品、D製品・・・という順です。

全体の中で大きな割合を占めるものはごくわずかであり、逆に、残りの大部分は取るに足らないこと、たいしたことがないことが多いです。重点指向を意識して仕事をすることが、効率的な問題解決につながります。この考え方とその手法であるパレートの図は、どんな仕事にも活用できます。ぜひ、普段から重点指向を意識し、パレート図を使ってみてください。