標本調査において、標本抽出にともなう誤差のことを、標本誤差といいます。
たとえば、1000人の従業員をもつある会社で、そのうちの100人にたいして、意識調査をしたとします。
このときに実際に知りたいのは、1000人全体の意識についてですが、無作為に標本抽出をして100人だけ調査をし、その100人から1000人全体の意識を推測することになります。
100人の調査結果と1000人の調査結果は、近いものにはなるはずですが、まったく同じものにはならないでしょう。
このように母集団全体を調査せずに、無作為に標本抽出を行うときに、どうしても発生してしまう誤差が、標本誤差です。
一方で、標本誤差以外にも、間違った調査のやり方をすることによって発生する誤差もあります。それを非標本誤差といいます。
詳細は下記記事を参考にしてください。
参考記事 標本誤差と非標本誤差の違い