4Mに注意する変化点管理とは

変化点とは、製造工程において、なにかを変化させたときのことです。工程の中でなんらかの変化が起こると、そこで不具合、失敗などの問題が起きやすくなります。

変化点で不具合や失敗が起きないように、通常レベル以上に管理を行うことを、変化点管理といいます。

なにを変化させたから問題が発生してしまったか?

何が原因であったのか?

を「4M」で考えることができます。

4Mとは

4Mとは

4Mとは、

  • 人 Man
  • 機械 Machine
  • 材料 Material
  • 方法 Method

の頭文字をとったものです。変化点について、この4つの点で考えることができます。

4Mに関して何か変更をするとわかっているときには、管理レベルを上げるなどの注意が必要であるといえます。

■人 Man

新人であったり、作業をする人が変わったりして、初めてその作業をすることになった人は、当然、失敗を起こしやすいです。

同じ仕事場で働いていても、いつもは携わっていない作業をやるとなると、うっかりとミスをしてしまうかもしれません。

■機械 Machine

機械を新しいものに変更した、いつもはつかっていない製造ラインと機械をつかって製造することになった。つかう用具を変更した。

こういったときにも、不具合が発生しやすくなります。

■材料 Material

原材料に変更があると、製品に与える影響があるでしょう。新しく変更した原材料で量産をすると、なにか不具合があらわれてくるかもしれません。

■方法 Method

製造方法を変更したときにも、いつもとは違う作業であり、作業者が不慣れな作業をやるのですから、不具合、失敗の発生がしやすいでしょう。やはり注意が必要です。

4Mが変化する時には慎重になるべき

日常業務でこういった変更があったときには、製品不具合、失敗、事故が起きやすいです。

変化が起きることが事前にわかっているときには、既にあるマニュアルを見直して、変更後に対応できるようなマニュアル事前に作成し、作業担当に説明し、変更をしても問題が起こらないようにします。

事前にわかっていなくて、急きょ変更をすることになった場合でも、ゆっくり、慎重に仕事を進めていくことです。

日常業務の小さな変化点でも意識をする

大きな変化でなくても、日常で起こる些細な変化であっても失敗は起きやすいので、注意をすべきです。むしろ、そういった“いつもと違うこと”、“ちょっとした変化”があったときに失敗をします。

たとえば、工場で交代制で仕事をしていて、作業者の入れ替わりは日々あることですが、このタイミングには失敗が起きやすくなります。

前任者がある仕事を途中までしていて、後任者がやってきました。仕事を引きついだときに、

「これはここまで終わらせたよ」

「これはまだやっていないよ」

「これはこうなっているから注意しておいてね」

といった連絡事項がおろそかになると、後任者が失敗を起こしてしまうことがあります。

私は、工場で品質管理をしていたことがありますが、作業者が交代するときの連絡不足によって、後任者がやるべきことをやらず失敗をしたのを何度も目にしました。

また、ある作業をいつも行っている人がいなくて、他の人が行ったときによくわかっていなくて失敗をしてしまった…といったこともよく見かけました。

日常の業務のなかにも小さな変化は多数あります。そういった点では、不具合発生、失敗発生をさせないために、よく見る、よく確認する、よくコミュニケーションをとるといったことをすべきでしょう。

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