データのばらつきを示す指標として、平均偏差(絶対偏差)があります。この記事では、平均偏差をエクセルで計算する方法を紹介します。
平均偏差(絶対偏差)とは
平均偏差(絶対偏差)とは、データの偏差の絶対値をとり、それらを平均した値です。
データのばらつき度合いをあらわす指標のひとつです。
ここに5人の身長データがあります。
168cm、169cm、172cm、175cm、181cm
このデータの平均偏差を求めるには、
- 各データから平均値を引いて偏差をだす
- 各データの偏差の絶対値を足し合わせる
- データ数で割る
といった計算をします。
自分で計算をしなくても、エクセルの関数をつかって、絶対平均を計算することができます。
エクセルでの平均偏差の計算方法
平均偏差は、エクセルのAVEDEV関数で求めることができます。
エクセルで計算するには、セルに
「=AVEDEV( )」
を入力し、
「=AVEDEV(データ範囲)」
データ範囲を指定すると、平均偏差が表示されます。
※「AVEDEV」は、AVERAGE DEVIATION(平均偏差)の略でしょう。AVERAGE=平均、DEVIATION=偏差、です。
計算してみると平均偏差は、4.00になりました。
168cm、169cm、172cm、175cm、181cm
のデータは、平均偏差で示すと、4.00 のばらつきがあることになります。