チェックシート(QC7つ道具)の用途

チェックシートとは、その名前のとおり、チェックをつけてデータの集計を行ったり、またミスを無くすためにチェックをし記録するものです。

チェックシートの用途には、

  • 記録する
  • 点検や確認をする

があります。

記録用のチェックシート

ひとつは、データを記録し活用することを目的として、検査や計測などの結果をわかりやすく記録するチェックシートです。

工場で製品不良となった要因を記録するとしましょう。

不良品を見つけたら、その要因をカウントしていきます。

次の表のように、カウントするときには、縦に線を入れていき、5個目は、その縦の線を串刺しにするように線を書きます。

・製品不良の要因

checksheet1

1つの塊で5個分です。日本では「正」の字でカウントしたりするのも、よく行われますよね。

点検・確認用のチェックシート

もうひとつは、作業の手順に間違いがないか、実施事項すべておこなったかどうかなど確認するための、点検・確認用のチェックシートです。

確認したい事項を並べた表です。

工場で仕事を終えて、退出するときのチェックシートをつかうとしましょう。片付けるべきものを片付けたのか、機械を停止してあるかなど、確認します。

・工場退出時のチェックシート

checksheet2

チェックシートはちょっとしたシンプルなものでもOKです。むしろシンプルな方がいい。

項目を確認してチェックをつけていくだけで、作業漏れを防ぎ、 正しい作業と良い結果を得られるようになります。

シンプルなチェックシートは活用しやすく、威力を発揮します。項目数も多く使いづらい複雑なチェックシートだと、上手く活用されず、効果を発揮しづらいですから、シンプルで使いやすいチェックシート作成をしましょう。

まあ、点検・確認したいことであれば、色々なことに使えると思います。

目的が重要。なんのために使うのかを考える

なんのためにチェックシートをつかうのか。

これをよく考えてから、チェックシートを活用し始めるべきです。チェックをつけるのは簡単かもしれませんが、毎日つけるチェックシートなら、毎日その作業が発生してしまいます。

直接的に、なにかモノを生み出したり、価値を生み出すものではありません。

何にどのように役立つのか。

仕事の話ではなくて、個人的なチェックシートですが、私事を。

仕事場を去る前に、環境や機器の確認などすべきことがあります。色々確認をしてから、仕事場を去らなくてはダメなのです。この確認に、チェックシートを使っています。

ふつうの人は使う必要がないので、使いません。

それなのに使う理由は、私がとても心配症で、家に帰る途中や帰った後に「あれは、きちんとやったっけ・・・?」と心配になってしまうことが多々あったからです。それで、ひどいときは、会社に戻って確認したりしてました。で、行ってみると、きちんとやってあるのですから無駄足になります(単なる心配性です)。

仕事場を去るときに、チェックシートにチェックをつけて、チェックシートを持って家に帰ります。後から「あれは、きちんとやったっけ・・・?」と心配になってしまっても、チェックをつけた紙を見れば、確認したことがわかるので、安心します。

仕事場に戻らなくてすみますね。まあ、チェックシートをつけ始めてから、その安心感からか、そもそも心配になるようなことが、ほとんどなくなりました。

私にとって、チェックシートをつけるのには数分かかって手間がかかるけど、そのぶん安心感を得る、仕事場に戻らなくてすむという効用があるのです。

自分でつかうぶんには、その効用を理解してつかうからいいのですが、注意したいのは、会社などで部下や他部署の人など、他人にチェックシートを活用してもらうときです。

使う人に目的を理解してもらうことが重要

チェックシートなんてものは、✔、✔、✔、✔、✔、・・・とチェックをつけていくだけですから、項目を読まず、よく確認もせず、✔、✔、✔、✔、✔・・・と連打してしまう人もいるはずです。

その人にとっては、チェックをつけるのは手間なだけで、効用がないのかもしれませんね。

会社やチームにとって、必要なチェックシートであるなら、そのことをしっかりと説明して、理解してもらうことです。

たとえば、「これで確認漏れがあると、めちゃくちゃ大きな損害が発生する可能性があるから、チェックシートをつけているのだ」などです。目的があるはずなので、丁寧に説明します。

目的を説明できない…。もしそうだとしたら、チェックシートをつかう意味がないと言えるでしょう。

使用を止めてよいかもしれませんね。だって、目的を説明できないのですから…。

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