“母集団の平均値”とか“母集団の標準偏差”というと長々しくなるので、省略した呼び方があります。
母集団・標本の平均値・標準偏差・分散の省略名
母集団
- 「母集団の平均値」は「母平均」
- 「母集団の標準偏差」は「母標準偏差」
- 「母集団の分散」は「母分散」
標本
- 「標本の平均値」は「標本平均」
- 「標本の分散」は「標本分散」
- 「標本の標準偏差」は「標本標準偏差」
といった呼び方ができます。
また、上記したそれぞれを記号であらわすと次のようになります。( )のなかに読み方を書きました。
最初は、よくわからないかもしれないですが、覚えてしまえば、記号ひとつだけでの表記は、文字で表記するよりもシンプルで見やすくなります。
母集団・標本の平均値・標準偏差・分散の記号
母集団
母平均 \(μ\)(ミュー)
母分散 \(\sigma^2\)(シグマ二乗)
母標準偏差 \(\sigma\)(シグマ)
標本
標本平均 \(\bar{x}\)(エックスバー)
標本分散 \(s^2\)
標本標準偏差 \(s\)
母集団の推定値の記号
母平均の不偏推定値 \(\hat{μ}^2\)(ミュー ハット)
母分散の不偏推定値 \(\hat{\sigma}^2\)(シグマ ハット)
母標準偏差の推定値 \(\hat{\sigma}\)(シグマ ハット)