系統サンプリング(系統抽出法)




系統サンプリングは一定の間隔でサンプルをとる方法です。系統抽出法ともいいます。

たとえば工場内で製造している製品がコンベアの上などを順次流れているときに、製品100個ごとに1個を抜きとるのは、系統サンプリングとなります。

また、学校内で学生の調査を行うときに学生1000人から100人を系統サンプリングするのであれば、次のようになります。

1から1000の番号をつけてまず最初ンランダムに数を選びます。たとえば10を選んだとします。次は20番の人、その次は30番の人、と10番ごとに間隔をあけてサンプリングをしていきます。

系統サンプリングのメリットは発生させる乱数が最初のひとつだけでいい点です。単純ランダムサンプリングでは、抽出をするたびに乱数を使用するなど無作為にする必要がありますが、

注意すべき点としては、母集団が生み出すデータに周期性がある場合です。その周期と系統サンプリングをする間隔によっては抜き取ったサンプルに偏りが生まれてしまう点です。その場合には、サンプリング周期を変更していくのが望ましいです。