検定統計量とは




検定統計量とは、検定のために用いる統計量のことです。

統計量とは、標本のデータを要約したもので、母集団の特性を推測するのに使われます。たとえば、標本平均、標本分散、標本標準偏差などがあります。

その統計量のなかに、検定統計量があります。たとえば、

検定統計量Z$$z=\frac{\bar{x}-μ}{\sqrt{\sigma^2 /n}}$$

スチューデントのt統計量$$t=\frac{\bar{x}-μ}{\sqrt{s^2 /n}}$$

検定統計量Zは、N(0,1^2)の標準正規分布に従い、検定統計量tは、n-1のt分布に従います。

検定統計量とそれが従う分布を用いて検定を行います。