データは、とびとびの値で数えるものか、それとも連続的なものなのかによって、離散型・連続型に分けることができます。
離散型データ(計数データ)
個数、枚数などのように数えることができるものを離散型データといいます。計数データともいいます。
人数、個数、性別、表・裏、正・誤、などがあります。
連続的ではなく、とびとびの値となるようなものです。モノの個数を数えるときには、1個、2個、3個となり、その間はありません。
コインの表・裏を数えるときにも、1回のコイン投げの結果は表か裏のどちらかになりますし、表が出た数を数え上げていくとしたら、1回、2回、3回と数えることになります。
工場でつくられた製品の不良品の数も同様です。不良品率を計算すると1000個中3個が不良で、不良品率0.3%となりますが、これも離散型のデータとなります。
連続型データ(計量データ)
数えることができず連続的なものを、連続型データといいます。計量データともいいます。
身長、体重、面積、体積、時間、強度、濃度などがあります。
身長を測定すると、こちらの人は171.2cm、あちらの人は168.5cmといったデータが得られます。小数点1ケタ目までの数字で、連続的ではないように見えますが、それは測定器がそこまでしか測れないからです。
171.2cmの人も、極限まで細かく測定できる機器があれば、171.2415573・・・といった具合で、無限に数値があり、他のデータとは連続的につながっているといえます。
食塩濃度の%は、上記した離散型データの不良品率%と同じように%であらわしますが、食塩濃度は連続型データであるといえます。