2つの母集団に関する検定をするときなどは、
対応のあるデータなのか、対応のないデータなのか、どちらなのかによって、検定の方法が変わってきます。
この記事では、その違いについて書きました。
対応のあるデータ
測定対象は同じで、時間などの条件を変えて測定したデータのことです。
たとえば、
10人の心拍数のデータを、朝に測定し、また夜に同じ10人の心拍数を測定するとしたら、これは、対応のあるデータです。
10歳の子供5人(A、B、C、D、E)に好きなおやつを聞いたとします。
1年後、同じの子供5人(A、B、C、D、E)が11歳になったときに好きなおやつを聞いた、好きなおやつに変化が起きているかどうか調べたとしましょう。
これも、対応のあるデータとなります。
対応のないデータ
一方で、対応のないデータは、
10歳の子供(A、B、C、D、E)と、11歳の子供(F,G,H、I、J)に好きなおやつを聞いて比較するときには、対応のないデータとなります。
都会住まいの10人の心拍数と、田舎住まいの10人の心拍数を測定して比較するときも、対応のないデータとして扱います。