統計学でいう漸近的の意味

nが十分に大きいときに、近似的に成り立つことを。漸近的といいます。

たとえば、中心極限定理がそうです。

母集団がどのような分布であっても、標本の大きさが大きければ(抜きとるデータ個数nが大きければ)、標本平均の確率分布は平均値\(μ\)、分散\(\frac{\sigma^2}{n}\)の正規分布で近似されるようになります。

これを「中心極限定理」といいます。

標本サイズn→ ∞の場合に、標本平均の確率分布が、

平均値 \(μ\)

分散 \(\frac{\sigma^2}{n}\)

で漸近的に正規分布するということです。