MAXA 関数は、データのなかで最も小さい値(最小値)を求める関数です。
最少値を求める関数には、MAX 関数、MAXA関数があります。これらの違いについて紹介します。
MAX 関数とMAXA 関数の違い
MAX 関数、MAXA関数は、両方とも最小値を求める関数ですが、少しだけ違いがあります。
数字だけをつかって計算をします。数字以外の文字が入力されている場合は、それが無視されて数字だけをつかって最大値を求めます。
数字でも文字でもセルに入力されていれば、計算の対象となります。文字が入力されていると、0の数字とみなして最大値を求めます。
それでは、MAX 関数、MAXA関数で最大値を求めて、実際に違いを見てみましょう。
MAX 関数を使った最大値の求め方
りんごの重量データがあります。10個ぶんの重量をはかったのですが、1個のデータを無くしてしまいました。
エクセル内のセルには、「欠損」と表記します。
このデータの最大値をMAX 関数で計算してみましょう。
セルに「=MAX( )」
を入力し、
「=MAXデータ範囲)」
データ範囲を指定すると、MAX 関数では、“欠損”の文字は無視されて、それ以外の数値データだけで最大値が計算されます。
“欠損”の文字は無視され、他の9つのデータが用いられ、最大値は288 となりました。
MAXA 関数を使った最大値の求め方
一方、MAX 関数ではなく、MAXA 関数をつかうとどうなるでしょうか?
MAXA関数では、“欠損”の文字は、0 の数字とみなして最大値を求めます。
つまり、
270g、279g、257g、260g、0g、288g、276g、277g、271g、269g
と考えて、このなかで最大値を求めます。
“欠損”という文字を 0として考えても最大値には影響がないので、MAX 関数のときと変わらず、最大値は288 となりました。
影響があるとすれば、データがすべてマイナスの値で、文字も入力されているときです。
文字である“欠損”は、0 の数字として扱われるので、MAXA 関数をつかって最大値を求めると、0 となります。