数学で使う「!」の記号は階乗といい、その数字以下の自然数すべてをかけたものです。ただし、0!=1 だけは例外です。
0!=1
1!=1
2!=2×1
3!=3×2×1
4!=4×3×2×1
5!=5×4×3×2×1
10!=10×9×8×7×6×5×4×3×2×1
1!=1
2!=2×1
3!=3×2×1
4!=4×3×2×1
5!=5×4×3×2×1
10!=10×9×8×7×6×5×4×3×2×1
ふつうに掛け算で書いたら長くなってしまう式を、短く表すことができます。
!の記号の読み方
階乗(かいじょう)と読みます。英語ではfactorial(ファクトリアル)です。
実務の上の計算方法
手計算でやっていくわけにはいきませんよね。身近なところでは次の2つの方法があるでしょう。
関数電卓をつかう
「4」のキーの左上に小さく「n!」がついています。他のあるキーを押してからここのキーを押すと「n!」の計算がラクラクできるようになっています。
エクセルのFACT 関数をつかう
エクセルの関数「FACT」で計算できます。FACTは、英語のfactorialからきている文字。
「=FACT(数値)」
とセルに入力すれば、計算結果が表示されます。
5!を計算する場合は、
「=FACT(5)」と入力します。
5!=5×4×3×2×1
=120
です。
あるいは、
他のセルに数字を入れて、「FACT( )」でそのセルを指定する方法でもOKです。
この画像では、“A5”のセルに5 を入れ、「=FACT(A5)」と指定しました。
結果、120が表示されます。