小さな確率のことであっても、広い範囲でみればしばしば発生するのは当たりまえと認識しまよう。自分にも起こるとは限らない。この記事で言いたいことです。
宝くじはどのくらいの確率で当たるのかの記事に、宝くじで1等に当たる確率はものすごい小さいことを書きました。
人々は、それでも買ってしまう。
宝くじで1等が当たる確率は、私が買った関東・中部・東北自治「春爛漫くじ」だと、0.000025%という、相当低い確率です。
しかし、どこかで誰かが現実として当たっている。だから多くの人々が、自分にも当たる可能性はあるのだと思ってしまい、買ってしまうのでしょう。たしかに、そう思います。どこかの店で1 等が出たこと、誰かが1 等を当てたことは、まぎれもない事実であり、私たちの耳に入ってきます。
- ゼロに等しいような極めて小さな確率のことであっても、日本全体で見れば、どこかで必ず起こること
- 珍しいからこそ、ニュースとして取り上げられること
が理由です。冷静になるには、次のことを考えてみてください。
「身の周りで宝くじに当たった人はいるか?」
おそらくいないでしょう。1等が当たったことを、周囲に言ってまわる当選者は多くないかもしれません。でも、誰かしらには言いたくなりますよね。そうしたら、あの人当たったらしいよ、とか、漏れ聞こえてきてもいいように思うのですが…。
自分自身にたいして起こる確率と、世の中全体で起こる確率をきちんと分けて考えるべきなのです。