確率と割合の違い




確率と割合とは、それぞれつぎのようになります。

  • 確率は、できごとが起こる確かさの程度を示したもの
  • 割合は、全体にたいして一部が占める比率

確率

できごとがどのくらい起こりやすいか考えるときには、確率と呼びます。ものごとが起こる確かさの程度は、全体にたいして、その対象のできごとが起こる割合であらわすのです。

割合をつかっているわけですが、ある現象やできごとが起こる・起こらないの話で割合をつかうときには、「確率」となるのです。

割合

割合は、全体と一部があるものであれば、すべてに使うことができます。どのくらい占めているかを示したもので、現象の起こりやすさだけではありません。

  • 日本のすべての家庭でペットを飼ってい家庭の割合
  • 宝くじすべての枚数のなかに1等が入っている割合

このように「割合」をつかいますよね。

できごとが起こる・起こらないの話のときは確率

日本の家庭でどのくらいペットを飼っているのかは、「割合」を用います。また、宝くじのなかに1等が入っているのかを考えるときにも、「割合」を用いますね。

しかし、目の前にあるこの1件の家に入ったら、その家でペットが飼われているか?を確認するのであれば、「この家でペットが飼われている確率は…」と言います。

また、今から買う宝くじが当たるのか?という話であれば、「宝くじが当たる確率は…」となりますね。

これらは、

  • 家の中に入ったらペットがいるというできごと
  • 宝くじを買って当たるというできごと

です。できごとが起こる・起こらないの話のときには、「確率」となるのです。