統計学に出てくる記号「d」の意味




統計学の数式に、「\(d\)」の記号が出てくることがあります。

この意味は、差分です。

どれだけ増えたか、または減ったのかを示します。英語の difference の頭文字をとって、\(d\) です。

たとえば、母集団の平均の差の検定でつかわれます。対応のあるデータを検定するときには、各データの差をつかって検定します。

$$z=\frac{\bar{d}}{\sqrt{\frac{\sigma^2_d}{n}}}$$

\(d\) の上にバーがついている\(\bar{d}\) は、各データの差の平均を示しています。

また、\(\sigma^2\)の右下にも\(d\) が付ついて\(\sigma^2_d\)となっていますが、これは各データの差の標準偏差だということです。こんなふうに使われたりします。